皆様、いつもご覧いただきまして誠にありがとうございます✨
本日は、オススメ!何度観ても面白い映画の第二弾となります。
今回ご紹介する映画は『トータル・リコール』です!
トータル・リコールは、1990年に公開され、そのリメイク版が2012年に公開されました。どちらも甲乙付け難い名作ですが、皆様は、トータル・リコールといえば、どちらのを思い浮かべられますでしょうか?
1990年公開『トータル・リコール』
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1990年に公開された、こちらアーノルド・シュワルツェネッガーさん主演の初代『トータル・リコール』、奥さん役には、あの名女優シャロン・ストーンさんという、豪華キャストの作品です。
シュワちゃんと、ストーンさんのコンビはここでしか見られません!特に、氷の微笑など、とてもシリアスで妖艶なイメージのあるシャロン・ストーンさんには注目したいところです。この作品では、SF作品らしく少しお茶目で、悪役だけど可愛らしい演技が光っています✨
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やはり、こちらの元祖トータル・リコールの方が、有名なのでしょうか?この映画が放映された当時のインパクトは凄まじいものでしたよね⚡
その夢のある発想は、バック・トゥ・ザ・フューチャーに並び、今でも色褪せないSF作品の超傑作です✨
2012年公開『トータル・リコール』
そして、2012年に公開された、コリン・ファレルさん主演のリメイク版、トータル・リコール。こちらも私は何度も見させていただきました。初代に負けないくらいに、とても面白い作品です😊✨
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初代トータル・リコールの発想をそのままに、全く違う映画に生まれ変わりました。
2つのトータル・リコールの違いを比較する
舞台設定
まずは、その舞台設定の違いを比較してみたいと思います。初代トータル・リコールは、植民地支配されている火星が舞台となっています。火星の地中深くには、巨大な氷がありますが、火星採掘業者は、人々を支配する為に敢えて氷を溶かして酸素を増やそうとしません。火星植民地に住む人達は、薄い酸素での生活を余儀なくされ、いいように支配されていました。そんな貧しい人達の開放の為に闘うレジスタンスの一員として、主人公は、火星採掘業者の代表、コーヘーゲンと闘います。
対する、リメイク版の舞台設定は、世界大戦後、多くの地域が汚染されて住めなくなってしまった地球が舞台です。地球は、貧困層と富裕層に完全に分かれて、オーストラリア側にあるコロニーと呼ばれる貧困層が住む地域と、ヨーロッパ側にある、富裕層が住むブリテン連邦とに分かれています。ブリテン連邦は、コロニーから労働力を搾取している状況で、ロボットによる支配が進められていました。そんな、ブリテン連邦からの独立のために闘うレジスタンスの一員として、主人公は、ブリテン連邦代表のコーヘーゲンと闘います。
キャストの名前
トータル・リコールの核となるキャストは、次の5人です。そちらを比較してみたいと思います。
①主人公
ダグラスクエイドは同じですが、記憶をなくす前の諜報員の名前が、オリジナル版では『ハウザー』であるのに対し、リメイク版では、『カールハウザー』となっています。
②奥さん
ローリーで同じ。
③記憶を無くす前の恋人
メリーナで同じ。
④敵のボスの名前
コーヘーゲンで同じ。
⑤レジスタンスのボスの名前
オリジナル版は『クアトー』であるのに対し、リメイク版は『マサイアス』となっています。
主要な人物は、殆ど変わりないですね😊✨
リコール社の装置の違い
リコール社の椅子に座って、脳内だけでトリップしてしまう夢の装置です。自分の好きな記憶を思うがままにするというのは、人々が最も実現して欲しいエンターテイメントの一つではないでしょうか?
こちらですね⬇
初代のトータル・リコールから原型はほぼ変わりませんね。私はこれを見ると、いつも歯医者さんの椅子を思い浮かべてしまいます😅
★他にも要所要所で、オリジナル版で見た光景がリメイク版でも見られます。例えば、酒場で出会う乳房が3つある女性であったり、全くの別人に返送してしまう機械であったり、主人公を夢から覚まそうと試みる設定であったり、ファンには嬉しいシーンが数多く観られるのは、感動モノです😊✨
トータル・リコールは実現するのか?
未来にこんな装置ができるのか否か?現在、一番これに近いと思われる開発をしているのが、自動車やテスラボットで有名なあのテスラです。⬇
ニューラリンクという『脳内チップ』〜詳しくは一つのデバイスと64本の糸(髪の毛の14分の1の細さ)を、脳内に埋め込んで、脳を制御するという試みがなされています。
現在、臨床試験が行われていて、自閉症や統合失調症などの精神疾患に有効ではないかと、イーロン・マスクさんが話しておられます。また、思考の中だけで、メッセージを送受信したり、ゲームをすることも可能となるそうで、これはまさに、トータル・リコールの世界が現実になってしまうのではと思ってしまいます。
私達の想像をはるかに超えるものが、既に実験段階だというのは驚きですね。テスラ恐るべし😅
最後に
しかしながら、私はこのトータル・リコール、何度観ても分からないことがあります。どちらのトータル・リコールもリコール社の椅子に座ってしばらくすると装置の不具合が発生します。それと同時に、物語へと急展開するのですが、一体それが記憶の中のことなのか、はたまた実際に起きている現実のことなのか、少し有耶無耶にされている点です。
映画の中でヒントが散りばめられているように思うのですが、ハッキリとした答えは謎のまま。そうした謎を残したところも、またファンを虜にし、映画を何度も観させてしまうところでもあります。
主人公自身も、映画の中で自分が記憶の中なのか、現実なのか分からなくなっているのと同じように、観ている人達をも、そうさてしまう没入感は半端ではありません。
もしあなたがリコール社で好きな記憶を手にすることができるとしたら、どんな記憶の世界に旅がしたいですか?作品の中でも、脳内を操作する事の怖さを語る同僚などの存在もありますが、あなたならそれでもやってみたいでしょうか?
もうすぐそこにトータル・リコールの時代がやって来ています。
ぜひご覧ください✨