ユリブロ

目指せ奇跡の50代、遅咲き男の娘ユリのブログ。略して『ユリブロ』

 

女装子ユリと一緒にHIVを学びましょう!

 



皆さま、いつもご覧いただきまして誠にありがとうございます。

 

今日はタイトルの通り、HIVについて学んでいきたいと思います。特に、感染しているかどうか不安な方へ、私の経験を踏まえながら現状など書いておりますので、参考にしていただければと思います。

よろしくお願いいたします🙇

 

 

HIVの実態

 

⬇まずは、HIVの現状を見てみましょう。我が国の2022年のHIV/AIDSの報告です。(国立感染症研究所ホームページより引用。)

 

本邦の2022年のHIV/AIDS報告数

2022年の新規報告数は, HIV感染者632(男性609, 女性23), AIDS患者252(男性237, 女性15)であった。HIV感染者およびAIDS患者の年間新規報告数は前年より減少した。

HIV感染者とAIDS患者を合わせた新規報告数に占めるAIDS患者の割合は2022年は28.5%であり, 2021年(29.8%)より減少したものの, 2019年(26.9%)と比較し高い水準であった。HIV感染者632中, 日本国籍者は527(男性515, 女性12), 外国国籍者は105(男性94, 女性11), AIDS患者252中, 日本国籍者は208(男性202, 女性6), 外国国籍者は44(男性35, 女性9)であった。

日本国籍男性のHIV感染者年間新規報告数は、2021年に8年ぶりに前年から増加したが, 2022年は再び前年より減少した。日本国籍男性のAIDS患者新規報告数は2年連続で前年より減少した。外国国籍男性と外国国籍女性について, 2022年のHIV感染者年間新規報告数, AIDS患者年間新規報告数ともに前年より減少した。

日本国籍女性について, 2022年のHIV感染者年間新規報告数, AIDS患者年間新規報告数ともに前年より増加した。

HIV感染者新規報告において, 男性の同性間性的接触(両性間性的接触を含む)が全体の70.1%(443/632)〔日本国籍男性HIV感染者の中での同性間性的接触の割合は74.8%(385/515)〕で, その大多数は20~40代であった。これに対し男性の異性間性的接触による感染は全体の12.8%(81/632), 日本国籍男性HIV感染者の中での異性間性的接触の割合は12.4%(64/515)であった。

日本国籍女性HIV感染者12のうち, 全例が異性間性的接触であった。

母子感染は外国国籍男性のHIV感染者に1件, 静注薬物使用は外国国籍男性のAIDS患者に1件報告された。

地域別では, 東京都を含む関東・甲信越(HIV感染者316, AIDS患者113), 近畿(HIV感染者102, AIDS患者32), 九州(HIV感染者78, AIDS患者45), 東海(HIV感染者67, AIDS患者27)に多い。都道府県の人口10万対では, HIV感染者は東京都が最も多く, AIDS患者は沖縄県が最も多かった

 

こちらを見て分かることは、まず圧倒的に男性が多いということです。

HIV感染者の約7割(その他の感染経路については、HIVが存在する輸血によるもの、覚醒剤の注射の内回し、母子感染など)が、男性同士の性行為によって感染していて、僅かながら女性の感染者もいますが、女性は全て男性からの性行為によって感染しているということがわかります。

感染はHIVウイルスに感染している精液お及び血液が、自分の体の粘膜や傷口を介して侵入することによって起こります。

一番危険な感染経路は、腸管粘膜を介しての感染です。腸管粘膜とはお尻の穴の中にある粘膜のことを指します。腸管粘膜は、非常に傷つきやすく直ぐに出血してしまうことから、感染する確率が非常に高いといわれています。HIVは0.1〜1%と感染率は低くても、感染する危険な行為を正しく理解して避けてこその数字です。

 

 

HIV感染に気をつけるべきこと

性行為をする前提で、HIV感染に気をつける事柄として次のことに気をつけましょう。

◆性行為(膣性交、アナル性行為に限らず)におよぶ際はコンドームを使用すること、又は相手に使用してもらうこと。

◆陰部が怪我をしていたり、体調が悪く免疫が弱っている時などは、無理して性行為はしないこと。

◆性行為をする際は、入念な準備をして腸管粘膜などが傷つかないように、性行為時にはローションやワセリンなどの潤滑剤をしっかりと使って出血を防ぐこと。

 

 

私も40過ぎておりますし、様々な経験をしてまいりました。同性同士の性行為も経験がありますし、それによる出血などの危険性などもよく分かります。経験上、男性同士の性行為というものには、それなりの危険があるなと実感しています。

私もよくそういった遊び場に出入りしていた時期がありましたが、そういった場所というのは、不衛生な事が多いですし、お酒を飲んで酔っ払っていたり、その場の雰囲気で流されてしまうケースも多々あります。

また、そういう場所ではプライベートのことなどはタブーのようになっていて、相手の人のこともよく知らないのが殆どです。普段どんな生活をしていて、健康状態がどういうものか、相手のことが分からないままそういう行為に及んでしまうことになってしまいます。

HIVは、非常に感染率が弱いからといって、感染しないだろうと甘く見てはいけません。誰が感染していて、感染していないのかというのは見た目では全く分かりませんから、私達は運に頼ることなく私達が自分でできることをすることが一番の対策になってくるでしょう。

私もこれまで運良く感染していないだけで、本当に気をつけなければならないなとつくづく思います。その場の空気に流されずに、後悔しないようしっかりとした予防をしていきたいものです。

 

 

感染の多い地域

感染地域といたしましては、上記資料にあるように、東京、大阪、福岡、名古屋といった大都市のある関東、近畿、九州、東海エリアでほぼ占められています。これはやはり、それだけ出会いの場が多いからでしょう。私も女装の世界に長年おりますが、特に関東、近畿は有名な出会いの場や遊び場、いわゆる発展場といわれる場所が沢山あります。実際に見できた環境や、聞いた話などからも、本当にデータの通り納得する結果だと思います。

 

もしも感染したと思ったら

もし自分がHIVに感染したのではないかと不安になったら、直ぐに検査をしたほうがいいと思います。

各都道府県の保健所などで、無料で検査が受けらて、早ければ検査後数時間で結果を教えてもらえます。不安な気持ちが大きいと思いますが、自分の為にも、また、パートナーの為にも、早めに検査を受けたほうが良いでしょう。検査は採血だけですのでとても簡単です。匿名で受けられるという点も安心です。

 

 

私の検査経験

検査を受ける前の葛藤

ちなみに私は去年、ある都道府県の保健所に行って検査を受けました。私の時はHIVに加えて梅毒、B型肝炎の検査も当時に検査してもらうことができました。無事に陰性の結果が得られましたが、検査に行く前や、検査結果の出る数時間の間は、とても不安でした。

私は当時、仕事がとても忙しく、体調が悪くて毎月のように風邪を引いて扁桃腺を腫らしていました。そんな状況を合わせ考え、自分でもHIVの可能性があるのではないかと少し思っていました。

そして、不安な気持ちが大きくて、もしHIVだったらどうしようと考えて、なかなか怖くて一歩足を踏み込めないでいました。不安が募るたびに色々とHIVの症状をネットで調べていました。

しかし、そうして調べれば調べるほどに、全て自分がその症状に当てはまっているように思えてきたり、過去の性行為の危険性に気がついて思い当たる節がいくつも思い浮かんできたりと、どうしても自分が感染している可能性が拭えなくなっていきました。

そして、とうとう意を決して検査を受けることにしました。不安に思い始めてから2、3年は経っていたと思います。それ程、悩んでは放りだして悩んでは放りだしてを繰り返して、やっと検査を受けたのでした。

 

 

私が受けた保健所での検査

保健所で受けた検査は次のようなものです。

①電話で予約をして、保健所に行きます。

②分かりやすく張り紙がしてくれてあるので、時間になれば入室します。

③担当の方1名から待合室に通されます。この時、待合室は仕切りで区切られており、検査を受ける人同士が顔を合わせることはありません。

④個室に呼ばれて、担当職員1名の方から簡単な説明を受けます。

⑤説明の後、直ぐに別室で採血をします。若い女性の看護師さんが2名ほどで対応されていました。3時間後に同じ場所に来るように言われ、一旦、外へ出ました。

⑥時間になって、保健所に再び来所し、お部屋に入室します。

⑦また、待合室に通され待ちます。

⑧個室に通され、先ほど説明を受けた担当の方より、検査結果を聞くことになります。この時、結果は口頭のみで、証明書などは持ち帰ることは出来ませんでした。

 

このような流れで検査を受けました。

結果を聞いた瞬間は、それまでの不安が嘘のように消し飛んでしまいました。私はとても安心し、気持ちが楽になりました。担当の職員の方も嬉しそうに「良かったですね」と一緒になって喜んでくれたのを今でも覚えています。それはゲームの中で闘いに疲れた主人公が癒やしの泉で体力が一気にリセットされたような感覚でした。

やはり、それまでの余計な気苦労を思えば、少しでも不安がで始めた時に検査に行くことをおすすめします。もしも、万が一陽性結果が出たとしても、AIDSになる前のHIVの状態であれば、薬を服用し続けることで、AIDSの発症を抑えることができます。また、HIVに感染すると「免疫機能障害」として障害者手帳を申請できますので、治療費の自己負担も軽減されます。

少しでも気になったら早めに検査を受けることが、どちらにしろ一番有効な道となると思います。

 

 

自分一人で検査する方法

しかし、それでも保健所やクリニックの検査に行くのがどうしても出来ないでいる方もおられるでしょう。

そういう方には、こういうものがあります。⬇

 

自宅でできるHIVの検査キットです。

私も一度やってみましたが、とても簡単です。指先を針でつきまして、出てきた血液をスポイトで取って検査シートにかけるだけです。

自分一人だけで出来ますので、どれだけ信頼性があるものなのか少し不安ではありますが、すぐに検査結果が得られますし、わざわざ検査に行かなくていいので、お忙しい方や、世間の目が気になる方、検査機関に出向くのがとうしてもという方にはオススメです。

 

まとめ

◆HIV感染は男性間の性行為が圧倒的に多い。

◆まずはHIVに感染しないようにしっかりと予防すること。

・必ずコンドームを装着する。

・無理して性行為しない。

・潤滑剤などを必ず用意し、清潔を心掛ける。

◆不安になったら、保健所やクリニックで検査を受けること。

◆どうしても行けなければ、自宅で1人で出来る検査キットを使う。

 

以上のことに気をつけていただいて、楽しい人生、楽しいセックスライフを送りましょう✨

 

 

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