ユリブロ

女装子ゆりの美容中心の雑記ブログ。頑張ってます!

組織の中の見えない刑務所〜ユリのしつこくて怖い組織論

 

 

皆さん、いつもご覧くださいまして誠にありがとうございます。

 

今日は、組織の中での生き方について述べていきたいと思います。

 

そうはいっても、私現在、個人事業主としてマッサージ業を営んでおりますので、そんな組織下手といってもいい私が言うのも大変おこがましい限りではありますが、反省を踏まえまして組織の中で生きていくためには何が必要だったのか、組織とはどういうものであるかということを語っていきたいと思います。逆に言えば、組織で生きるのが下手だからこそ感じてきたことでもございます。ぜひ読んでいただければと思います。

 

 

 

組織では協調性が必要

 

はじめに私が若い頃まず始めに直面したことは、組織の中で生きていくには“協調性”を養わなければならないということでした。

どんなときでも、協調性が組織では大事にされるものです。例えば、初めて会った人達の集団で研修をしていることがあったとします。初対面の人ばかりですから、挨拶もろくにしておらず、人となりも分からない状況です。しかし、ちょっとしたことで協調性がない見られてしまうと、そんな初対面のグループでさえも除け者にされてしまいます。私自身そんな経験がありました。会って数時間も立たぬ間に、もうどこかしから鋭い目線が突き刺さったのをよく覚えています。そうやって誰かが教えてくれたからこそ今の私があるのですが。

兎にも角にも協調性がないと、間違いなくすぐに爪弾きにされてしまいます。何か一つの大きな仕事に取り組んでいるとき、何かの役に立てないかと考えなければなりません。当たり前のことなのですが、こういう意識が薄い人は結構いて、自分では気づかぬ内に嫌な目にあうこともあるんではないかと思います。

私もそうでしたが、特にゲームをして育った世代など、やはり1人で何かを考えて解決することにはそう難しくはないと感じるわけですが、皆で何かを考えて協力してやっていく、こういうことはなかなか外で友達とつるむことであったり、町内会でスポーツクラブに所属していたり、そういうところで学ばなければ身につかないものです。

 

組織というのは、協力している役目が多ければ多いほどそこに存在する価値を見出されます。逆に少なければ少ないほど存在価値はなくなって組織から疎まれる存在になってしまうものです。

 

何もできなければ、重いものを運んだり、掃除をしたり、何か頼まれ事をしたり、汚れ仕事を買って出て生き残っていかなければならないでしょう。組織で生きていくというのはとても厳しいものだと思います。

 

 

組織では誰も助けてくれない

 

私の経験上、組織では誰も助けてくれないのではないかと思います。個人の付き合いで、自分の悪いところをいってくれたりする人はいるでしょうけど、組織の中で一旦生きていく価値がなくなる、又は浮いてしまったら、もう後は組織の中で痛い目に遭わされるしかありません。皆自分のことが大事なのでそういう人を守ってはくれないでしょう。組織とはそういうものだと思います。そうなったら歯を食いしばって頑張って乗り切るか、それができなければ組織を離れることになるしかありません。しかし、頑張って乗り切ったところで誰も褒めてはくれません。なぜならば、刑務所に入って苦労して出てきた人が褒められないのと同じで、組織の中で浮いてしまうとたとえ苦労しても誰も苦労をねぎらってくれないのです。そうなれば、腹を決めて全てを見越して我慢をしてやっていくほかないでしょう。

 

 

 

組織の中の見えない刑務所

 

さきほど、「刑務所に入って苦労して出てきた人が褒められないのと同じ」だと述べましたが、まさに、組織の中というのは、その中で見えない刑務所が存在しているのだと思います。

そこには裁判もなく、一方的な組織の告発によって刑が執行されます。組織はずっとこちらを黙って見ているだけで、誰が見ているでもなく点数を付けています。その刑罰の点数が増えてくれば、刑の執行はやむなしということで、知らず知らずの内に組織の中の見えない刑務所に入れられて、組織の中の見えない刑務作業をさせられていくのです。

最近はだんだん減ってきたように思いますが、組織的なイジメやリンチ、はたまた殺人、自殺に追い込まれることなどはまさにコレでしょう。組織の中の見えない刑務所に入れられると、そこには健全たる法律がないため、個人の裁量に委ねられてしまうのです。それは運が左右される領域です。その組織の性格との出会いに運が悪ければ、死んでしまうことすらあるのではないでしょうか?

我々、こうしたことを言葉で教えられることがありませんでした。しかし、小学校や中学校、高校、大学、クラブ活動などというのは、単に勉強をしに行っていたわけではなく、実は組織で生きていくための生き方を養いに行っていたのだと今になって気付かされます。

 

なぜ人が犯罪を犯して捕まったこともないのに、あれだけ脱獄する映画や小説を観たり読んだりして爽快感を覚えるのか、又はそういうコンテンツが多いのかと云えば、皆一様に組織の中の刑務所に入ったことがあるからだと思います。

 

皆、誰もがその逃れ方を探しているのに、いざ組織の中に入ってしまうと、自分の居場所を確保するので精一杯。気がつけば他人が組織の中の刑務所に入っていたしても、心の奥では分かっているだけで知らん顔なのです。

 

 

組織の中の見えない刑務所の刑期は自分次第

 

現実社会での刑務所と違うところは、組織の中の見えない刑務所はいつだって自分の意志で出ることができるところです。それがこの刑務所のメリットでもあります。しかし、自分が刑務所に入っていることに気が付かないことが殆どです。そのことに気がつけば単純にその組織から出ればいい話ですが、なかなか自分では状況を把握できないもの。しかし、その見えにくい中でも一応、組織の中の見えない刑務所の刑期は、その人々の裁量によって大体で決められています。その中で生きる以上は務めなくてはなりませんから、それに気がついているのならば組織を出たほうがよいでしょう。刑期を務めたとしても、組織の中では見えない犯歴者というレッテルが貼られてしまいます。そんなレッテルが貼られるくらいなら組織を離脱したほうが良いと私は思います。何度だってやり直せばいいのです。要はそれが自分で気がついているかが問題なのです。

 

 

組織の長の議論

 

時に、組織の長のことが議論に上がります。私もその組織の中で長、所謂、管理職についたことがあるのですが、その中でたまに組織の長の議論がなされます。つまり、優しい人がいいのか、厳しい人がいいのかという議論です。組織というものは、その長の裁量によって組織の中の見えない刑務所の罰が決められるので、いつもこうした議論が持ち上がります。私の場合、かなり優しい方でしたので、厳しい派からは非難の的にされていました。これはどちらが良いのでしょう?人類が続いていくとすれば、それは永遠の課題のようにいつも議論されることだと思います。”上司にするならどの有名人がいい?”などと、たまに雑誌の話題にもされますよね。

私がこれを考えるに、時と場合によるのではないかと思います。

その組織が達成しようとしている課題に対して、厳しくするのか優しくするのか、どちらが相応しいかを判断しなければなりません。

例えば、野球のWBCで決勝まで進んだとして、あと一人アウトを取れば勝つという時に、誰かの我儘なプレーが原因で負けてしまう可能性があるとき。この場合は、きっとそういうことが起きないように厳しくすべきである例でしょう。反対に家族対抗の草野球をしている時、誰かがエラーをしたのをボロカスに叱責した人がいたとしたら、それは逆に叱責した人の方が今度は相応しくはないでしょう。

つまり、厳しくする時の成果と、優しくする時の成果が違うということ。組織の長の性質は求められる成果によって決められるべきものなのだと思います。

 

 

 

空気を読む力が必要

 

結局は、組織の性質の違いを見定める力、つまり“空気を読む力”が必要です。厳しい組織ならば、どちらかというと優しい人というのは肩身が狭くなって見えない刑務所に入れられがちだし、逆に優しい組織なら、厳しい人というのは見えない刑務所に入ってしまいがちになる。だから、今自分がそのどちらのベクトルにいるべきなのかを判断する”空気を読む力”が必要なのだろうと思います。その空気を読む力のある人だけが、組織の中を上手く生き抜き、また組織を良い方向へ導く長になる資格が備わっているということになるでしょう。

 

そう考えれば、今現在、自分がどういう道に進むべきかも見えてくるかもしれません。しかし、できるだけその組織を大きく捉えていたいものです。ある組織の中で正しい行動をしていたとしても、その組織が属する大きな組織の中でそれが間違いならば、大きな組織の中の空気を読まなくてはなりません。だから、できるだけ広い視野と長い目線でもって現実どうすべきかを判断していくことが大事かなと思います。組織を司りその中で生きていくことは、空気を読む力が必要なのです。

 

現代は色々な古い考えと新しい考えが交差する時代。また様々なイデオロギーや思想や哲学が繁雑に飛び交ってもいます。今をどう空気を読んで生きていくのか、それぞれが試されているのかもしれません。

 

 

さあ組織について話してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?

生きていく以上は、1人では生きてはいけません。

組織の中で自分なりの生き方を見つけていきましょう。

 

ご清聴ありがとうございました🙇

 

 

 

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