去年、脱サラをしてマッサージセラピストを始めた私ですが、はじめての個人事業主としてのスタートということで色々とはじめて尽くしのことがあります。
その中でも、国民年金や国民健康保険への切り替え、これが一先ず会社を辞めてからやるべきことでした。
国民年金に関しては、16520円ということで、皆さん同じだと思いますが、
国民健康保険に関しましては、前年の収入によって決まるので、払う額も様々だということになります。
最初、市役所の窓口に行った時は、職員の方にシュミレーションで支払額を割り出して頂いたのですが、びっくりしました。
私の場合、一期(国民健康保険は1年10期に分けられます。)が、
¥42345
(一ヶ月にして¥35287)
“こんなにするの?”
“何かの間違いじゃありませんか?”
と思わず口に出してしまっていました。
どうにか減額できないものかと言ってみましたが、私みたいな人沢山いるんでしょうね。
市役所の人も慣れた様子で、
窘められて、どう足掻いても減額にはならないということを説き伏せられました。
しかし、減額される場合もあるようです。
会社都合で退職した場合などは、相談に応じてくれるとのことです。
しかし、私のように自己都合の場合は減額してもらえません。やってもらえたとして、分割支払いだったり、支払いを引き伸ばすことであったり出来るらしいですが、とにかく全額払わないといけません。当たり前ですが。。
会社の健康保険組合に任意継続という形で、2年間は加入できるとのことですが、これまで会社で支払っていた社会保険は会社と折半でしたので、折半でなくなればどのみち国民健康保険の保険料とそう変わりありません。
来年度まで我慢すれば、収入が下がる再来年度はガクッと保険料は下がるはずです。それまでの辛抱ということですね。
しかし私は、今回国民健康保険に加入してみて、そのややこしい仕組みについていくつか気になりました。
まず、世帯主の名義で案内や振込用紙が届くことです。
私の場合は、父親の名前で保険料の振込用紙などが届きました。
ややこしいなと思いませんか?
親子関係の仲が悪い人達だと、喧嘩のもとになりそうな話です。
「なんで俺がお前の分を払わなきゃいけないんだ!」
と言ったりして、気の短い人同士なら喧嘩になります。
しかし、国民健康保険は世帯主に支払い義務があると定められているそうです。私も40過ぎて実家にいるというのも悪いかもしれませんが、支払い義務に関しては選択出来るようにしてほしいなと思います。
次に気になる点は、
世帯主の名義で案内が届く上に、その世帯がたとえば4人いて、4人とも国民健康保険だったら、4人分まとめて世帯主へ支払いの振込用紙が届くということ。だから、自分の分だけ払いたいという時に、計算するのがすごく面倒くさいということです。
私の場合は、私だけが国民健康保険なので問題ありませんでしたが、もしそうならとても面倒ですね。
さらに、世帯の収入が増えれば、世帯全員の保険料が増えるということです。
たとえば、
3人で暮らしていた国民健康保険へ加入している世帯がいたとします。
その世帯に一人暮らしをしていた息子が帰ってきて、この息子が国民健康保険へ加入するということになります。
この時、この息子の収入が多ければ多いほど、それに応じて他の3人の保険料も増えるということです。
連帯責任のようなシステムです。
これもトラブルのもとではないでしょうか?
家族一緒に暮らしたいけど、息子が一人帰ってくれば、自分達の保険料が増える、だったら帰って来ないでほしい、ということになってしまいますよね。
こうした国民健康保険のことでトラブルになる家庭ってあるんじゃないでしょうか?
他にも納得できない点があります。
前会社の健康保険から外れて、しばらく国民健康保険へ加入手続きしてなかったとすると、数カ月後、数年後に加入する場合には、前会社の健康保険から外れた時期まで遡って保険料を支払わなきゃいけません。
そういうところも厳しいなと思います。
保険に加入してから計算して支払額が決まるならいいけど、加入していない期間も含めてしまうのは納得できません。その期間、保険無しでリスクを負って生活しているわけなので。
まとめ
・世帯主に支払い義務があり請求が届く。
・国民健康保険の保険料は世帯の収入によって上がる。
・国民健康保険は前会社の健康保険から外れた時期まで遡って払わなければならない。
国には色々と改善してもらい、もっとシンプルで分かりやすいシステムにしてほしいところでございます🙇