昨日、サッカーアジアカップで優勝候補の日本がイランに敗戦しました。
私はなにを隠そう、日本代表のサッカーを結構見てます。
あのドーハの悲劇からずっと日本代表の成長を見守ってきた一人ですので、サッカーはやったことはありませんが、人一倍うるさいんです🤔
今回のベスト8と早い段階での敗戦は久しぶりじゃないかなと思いますね。
ダイジェストでしか見ていませんが、日本の敗因を検証していきたいと思います。
大体、日本の負けパターンというのは今まで見てきて似ているので、改めて考えてみたいと思います。
試合
まずどういう戦いだったのかというと。
アジアの中での日本は自らパスを繋いで攻めていくオーソドックスなサッカーをしていましたね。
それは、敢えて日本が次のワールドカップを見据えてのこと。
同等又は格下相手に崩して勝てない弱点を克服するため、コーチに元日本代表のナンバー10名波さんを迎えて新たなスタートを切ったのですね。
対するイランチームは、日本がワールドカップの闘い見せていたような、堅守速攻のチームでした。イランの前線の選手のスピード高さはアジアでトップクラスのように見えました。
〚試合経過〛
先取点は日本。
パスを繋いでマークがずれた隙に、縦パスを出して2列目からあがってシュート!これが決まって先制しました。
前半をリードした日本。
このまま行くかと思いきや、イランはとにかく早い段階でボールを前線の選手へパスしてきました。
日本のディフェンダーの選手は基本的に身体能力にはおとりますので、この頑ななイランの攻撃に次第に疲れていったのでした。
イランの同点弾は、奪ってのショートカウンター。
イランの選手は凄く速かったですね。 アジアの選手のスピード、フィジカルのレベルは年々上がっているように感じます。
そして、逆転されます。
ロングボールの、クリアミスから足がもつれてPKを与えてしまいました。
板倉選手、冨安選手ともに疲れていた模様です。
試合終了のホイッスルがなり、日本が敗退という結果になりました。
日本が負けた原因
やはり日本はこうした闘いをされると弱いのです。
攻めている時にロングボールやカウンターを食らってしまいます。
振り返れば、
2006年ワールドカップグループステージのオーストラリアに逆転負けしたケースもそうですし、
2014年ワールドカップグループステージでコロンビアに4対1で負けたケースもそう。
2018年ワールドカップではベスト16でベルギーに、終了間際のカウンターでやられました。
2022年ワールドカップでは、グループステージでドイツに勝った次のコスタリカ戦、これもショートカウンターでやられました。
日本の負けるパターンです。
各国、日本を研究すれば、こうした日本の弱点は明らかなので、徹底的に弱みを突いてきます。
それでは、この敗戦を受けて、これからの課題に言及していこうと思います。
これからの日本サッカーの課題
まず挙げられるとすれば、今回のチームはディフェンス面でまだまだ未完成だなという印象がありました。
今回の戦いの中で、キャプテンの吉田さんはじめ、サイドバックの長友さん、酒井さん、キーパーの権田さんらが抜けたというのも大きいように思えました。
ディフェンスのコンビネーションと人選がまず課題になってくるんじゃないかなと思います。
こうした本気の闘いの中では少しのミスや、連携のぎこちなさが致命的結果に繋がってしまうもの、そういう意味でまだ若いディフェンスラインの成長を期待したいです。
もう一つはもちろん攻撃面です。
この攻撃の部分で上手くボールを運べずに、相手のプレスにはまってしまって、低い位置でボールを奪われてしまうケースも見られました。
なので、攻撃が上手くいくことも守備の負担に繋がっていると思われます。
今回、守田選手があがって得点した場面は良かったと思います。
前線の4選手が徹底マークされた時に、その後ろのサイドバックなり、ボランチの選手が、もっと攻め上がったり、シュートを打っていかなければならないなと思います。
その所で、新しいタレントが必要だなと改めて感じました。
今現段階で日本の攻撃の限界がここにあるんじゃないかなと思えました。
ちょうどこのポジションに以前の名波選手や中村選手のような選手がいればまた違った展開になったのではないでしょうか。
アジアのレベルも上がっているし、アジアカップ前に連勝していた日本ですが、まだそう簡単に一足飛びにはいかないものだなと、実感させられた敗戦だったように思います。
いつか日本にもメッシのようなマークを受けても局面を打開できる超スーパースターが出てきて、日本のサッカーを盛り上げてくれることを期待したいと思います。
これからも今後の日本サッカーの成長を見守りたいと思います。