サッカーの日本代表監督森保一さん
とても真面目で誠実そうで笑顔が素敵な方ですね。
これで話が終わってしまいそうですが、
本当のところの森保監督ってどんな人なんでしょうか?
森保さんへは、勝手な妄想をして大変申し訳なく思います。どうかお許しくださいませ🙇
笑顔の裏に隠された信念
森保監督の性格を想像してみました。
一見とてもお優しそうに見える半面、それとは別に感じますのは、とても分かりやすいようで実は分かりにくく、取っつきやすそうで取っつきにくい、そういう部分をなにか持っているというイメージがしてきます。とても周りにお気遣いができる愛情のあるお優しい方なのですが、逆にご自身がお持ちになっている本心はそれとは違う気がするのです。
お持ちの本心を、他人には決して見せないようにしていて、例えば、こちからグイグイいってしまうと、防御反応が出てしまい、どんどん引いて離れていっちゃいそうな感じがします。だから結局、森保監督と本気で腹を割って話すことは難しい様な気がします。しかし、監督本人は、無理をしてでもこちらに気を遣って合わせてくれるので、最終的に、逆にこちらが気を使ってしまうことになり、お互いになかなか距離の縮まらない独特で微妙な距離感を生んでしまいそうです。
基本的にとても真面目で一直線に物事を考えるタイプなのは誰もが見ていて感じるところです。しかし、表現はとても不器用そうです。先程も述べました通り、他人に本心をなかなか見せない、ナイーブで照れ屋な面があるように思います。そこが愛嬌よくも映りますが、実は、とても頑固な一面を内に秘めているのだと思います。2022年カタールワールドカップで魅せた采配は、そんな一面から出た、大胆不敵な判断をであったのではないでしょうか?
そんな大胆不敵な本心を持っているのにもかかわらず、人に気を遣ってばかりなので、基本的には、1人でいるのが楽なタイプじゃないかなと見受けられます。あれだけ世間から叩かれても、孤独な日本代表の監督を好きでやっていられるのは、そんな元来、1人で孤独に積み上げてきたものがあるからではないでしょうか?
時折会見などで見せるハニカミながら、恥ずかしそうにお話しされる姿は、自分の強く激しい獣のような信念と照らし合わせてのこと。ご自分の信念に誠実にしておられるようです。あの可愛いハニカミは、裏を返せば、世間の評価などよりも、そうした信念に重きをおいておられる証拠だと思います。
“こうあれねばならない”
という宗教にも似た信念が、常に彼をそういう性格に駆り立てているのだと思いますし、周りから見れば、なかなか選手を変えないことや、戦術を変えないこと、様々に言われてもいますが、本人はそんな小手先の理論を考えているのではなく、全く別のことを頭に描いているのでしょう。それが、頑固で融通の効かないところとして、周りに映ることもあるのかなと思います。
例えるならば、愛想の良い笑顔で人を引き寄せては、その強い信念で余計なもの何の迷いもなくふるいに掛ける、とてもシビアなエリート営業マンのようです。
森保監督の、あの笑顔は本当の顔ではなく、自分の本当の奥深い部分には不動明王のような存在を隠しているから、ただ笑って誤魔化しているだけではないでしょうか?
対する岡田武史監督
岡田武史監督はサッカーの日本代表監督の先輩にあたります。しかも、Jリーグが発足して、サッカーがメジャーになってからの日本代表日本人監督の長期政権としては、岡田さんだけが森保監督の比較対象になるでしょう。
岡田さんは、森保さんとは対称的です。
岡田さんは何でも口に出して、相手に自分の考えを正直に話すタイプ。
一人で抱えてはいられない性格で、1998年、三浦カズを代表から落としたことに始まり、様々な決断が注目されてきましたが、いつもどこかのメディアなりで、必ずお話になっている印象です。
“俺はその時こう思って、だからこう決断したんだ”と話されるのを何度もメディアで見たことがあります。
決して一人では抱え込まない、
それが岡田監督の生き方ではないでしょうか?
それが故に、周りには正直な人間を集めるような印象があります。
あのビックマウスで有名な本田圭佑さんなどは、岡田監督が抜擢した1人ですし、その他、長友さんなど、裏表がなく明るくて正直な人を好むタイプなのではないでしょうか?
そう考えますと、それとは真逆の森保監督の好む選手とは、一体どんな性格の選手なのでしょうか?
森保監督の好きなタイプ
では前回のアジアカップ招集メンバーの中で、この人は好みだろうという人に○をつけていきたいと思います。
▼GK
前川黛也(ヴィッセル神戸)○
鈴木彩艶(シント・トロイデン/ベルギー)○
野澤大志ブランドン(FC東京)○
▼DF
谷口彰悟(アル・ラーヤン/カタール)○
板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)○
渡辺剛(ヘント/ベルギー)○
中山雄太(ハダースフィールド/イングランド)○
町田浩樹(ユニオン・サン・ジロワーズ/ベルギー)○
毎熊晟矢(セレッソ大阪)○
冨安健洋(アーセナル/イングランド)○
伊藤洋輝(シュトゥットガルト/ドイツ)○
菅原由勢(AZ/オランダ)
▼MF/FW
遠藤航(リヴァプール/イングランド)○
伊東純也(スタッド・ランス/フランス)○
浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)○
南野拓実(モナコ/フランス)○
守田英正(スポルティング/ポルトガル)
三笘薫(ブライトン/イングランド)○
前田大然(セルティック/スコットランド)○
旗手怜央(セルティック/スコットランド)
堂安律(フライブルク/ドイツ)
上田綺世(フェイエノールト/オランダ)○
中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)○
佐野海舟(鹿島アントラーズ)○
久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
細谷真大(柏レイソル)○
一言も文句を言わずに、
ただひたすら黙々と励む向上心と責任感が強い人、そして自身と同じく、内に強く烈しく奥深い何かを秘めている、そんな選手が森保監督の好むタイプではないでしょうか?
そういう選手に○を付けてみました。また、新しく招集された選手というのは、はじめは自ずと謙虚で頑張ると思いますので、全て◯にしております😊。
○を付けなかった選手。
久保さんや堂安さんは、ビッグマウスな面があり、何でも思ったことを口に出してしまうタイプです。こういう部分が森保監督には不評で、たとえ実力があってもスタメンになかなか定着しない原因かもしれません。本当なら2人の実力があれば、先を見据えた年齢でもありますし、常にスタメンとして出ていなければなりません。そう見ると、森保監督は、柱になる選手としては考えていないのかもしれませんね。
菅原さんは先のアジアカップの会議の前列で、居眠りをしていた写真を暴露されてしまいました。そうして間もなくスタメンから外されていましたし、旗手さんは少し久保さんや堂安さんと性格的に通じる面があると感じますし、其々スタメンを勝ち取るのは難しそうです。
気になるのは、守田さんですが、この前の試合のあと首脳陣に批判的なコメントをされていましたので、こちらもゆくゆくは世代交代の対象にもなる年齢ですし、ポジション維持は、難しくなっていくのではないでしょうか?
森保監督からすれば、周りから史上最強と呼ばれている日本代表とはいえ、まだまだ実力が伴っていない面があることを、謙虚に捉えて、それを試合の中で表現して欲しかったのではないかと思います。
以上、状況の厳しそうな選手達をあげてきましたが、森保監督から期待されていそうな選手も見受けられました。
今回の大会で好調だった上田綺世さんは、まだ若く、次のワールドカップまでに中心になって引っ張っていく存在になるのではないでしょうか。精神的にも、とても落ち着いていて、いかにも森保監督好みのタイプのように思えます。
やはり、いくらサッカーといえども、根本的なところは人間の組織です。人が決めるのですから、その人の良いと思う人達に偏っていくのは致し方ないと思います。サッカーがいくら上手くても代表に入れない選手、もしもあの人が代表にいたらどうなっていただろうという選手は、これまでも結構いらっしゃいましたもの。
スターになるというのは、そういう世間の日の目を浴びるめぐり合わせもありますから、個人的には新しいスターが生まれてくれば面白いかなと思います。
森保監督なら私達には思いのつかない、意外な選手をスターダムにのしあげてくれることもあるんじゃないかなと、密かに期待しています。
そういう目線でいろいろ予想してみて、これからも日本サッカーを楽しみながら見守っていきたいと思います。
以上、“サッカー日本代表監督森保さんの性格を考えてみる”でした。