「人の器」
人の器とは相手を受け入れられる許容のことだ
器の大きさに違いはなく、その許容にそれぞれ違いがある
許容の大きさは欲の深さにより決まるのである
欲が深ければ何かに期待して感受性というものが膨れ上がってしまう
その感受性の形によって人の器に入る許容は決まるのだ
感受性が豊かであることと、感受性が膨れ上がることは真逆のこと
感受性が豊かであることは多くを感じ取ることができるということ
感受性が膨れることは心が張り詰めて表面的なことに囚われてしまうということ
その感受性の違いによって人の器の大きい小さいが決まるのである
人や物事に中身がないというのはある意味感受性のことを言っている
いくら贅沢な暮らしをしてブランドに身を包んでも満たされない人
貧しいけれど笑顔が絶えない人
それはこの器に依るのである
全て終わってしまうことを受け入れる覚悟がなければ何も感じ取ることができず
その器は満たされないのである
女装子ゆり